Hello, MVC World!

Visual Studioをインストールして起動が終わり、最初のASP.NET MVCアプリケーションの開発準備が整いました。これを「HelloMVCWorld」と名付けましょう。あらゆるプログラミングのチュートリアルに登場する定番の「Hello, world!」をちょっとばかりもじったものです。

In Visual Studio, from the File menu, select New -> Project. You will be presented to the New Project dialog, where you select the project type, name and location. For this tutorial, we'll use an ASP.NET Core Web Application - you can either look for it in the list or use the Search box, as I have on the screenshot:

After clicking Next, you will be presented with a dialog where you can specify the details for your project. You will need to specify a name and a location for it, e.g. like this:

With all the details in place, you can now click the Create button to proceed to the final step. Here you will be asked to select the Template which should be used when creating the project:

Web アプリケーション (モデル ビュー コントローラー)を選択したくなるかもしれません。何と言ってもこのチュートリアルはMVCを学ぶものですから。ただ、このチュートリアルではすべてをゼロから学習します。MVCテンプレートには多くのモノが最初から含まれてしまっています。プロジェクトを作った時点で、小さいですが完全なウェブサイトになっています。これでは混乱しかねないので、空のテンプレートを選んでください。MVC Webアプリケーションを作るために最低限必要なものしか入っていないプロジェクトになります。

Proceed by clicking the Create button once again.

Visual Studioは新しいプロジェクトを作成します。これにはいくつかのファイルが含まれているだけです。信じられないかもしれませんが、これが「Hello, world!」を作るのに必要なすべてです。ではF5を押して確かめてください。Visual Studioはプロジェクトをコンパイルし、出来上がったウェブサイトをデフォルトブラウザーで開きます。そこにはシンプルな「Hello World!」メッセージが表示されているはずです。では、どのような仕組みでこれが表示されたのでしょうか？

VSはデフォルトでStartup.csというファイルを作成します。これは基本的なセットアップを行うコードですが詳細は後ほど説明します。今はとりあえず以下の行を探してください。

await context.Response.WriteAsync("Hello World!");

ではこのメッセージをMVCらしく変更してみましょう。プロジェクトを実行中であればファイルは読み取り専用になっているはずですので、ブラウザーを閉じるかデバッグ - デバッグの停止を選択して（またはShift+F5を押して）ウェブサイトを終了します。Startup.csファイルが編集できるようになったので、以下のようにメッセージを変更しましょう。

await context.Response.WriteAsync("Hello, MVC World!");

では再びデバッグメニューから（またはF5を押して）プロジェクトを実行します。メッセージが変わりましたね！

まとめ

おめでとうございます！ささやかなWebアプリケーションの完成です。まだモデルもビューもコントローラーもありませんが、次回からこれを変更していきます。まずはコントローラーからMVCの学習を進めていきましょう。